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ザ・タウン [映画]

初めて映画の試写会が当たったのは高校生のとき。作品はR・デニーロ、A・パチーノの共演が話題となった「ヒート」という作品だった。3時間近いにも関わらず、映画の中の男たちの生き方が本当にかっこよくて今でもあの感動を覚えている。自分の中ではクライムアクション映画ではNO.1と言える作品のひとつだった。あれから10年以上が経ち、その間もクライムアクションの映画は何本も公開されたが「ヒート」を超える作品に出会うことはなかった。今日までは…。

「グッド・ウィル・ハンティング」で大ブレイクしたM・デイモンとB・アフレック。アクション作品での活躍が目立つM・デイモンとは異なり、あくまでも自分の作品に対するこだわりを持っている雰囲気があるB・アフレック(ハズレも多いですが・笑)。最近はM・デイモンにおされ気味だな~と個人的には思っていましたが、この作品で見事にやってくれました。

舞台はボストン。銀行強盗が頻繁に起こる「タウン」で育った青年と幼馴染。そして彼らの家族を中心に話が展開されていく。冒頭の仕事をプロフェッショナルとしてこなすB・アフレック演じるダグとそのチームの銀行強盗の出際の良さは圧巻。そんな中、出会った一人の女性との出会い。その出会いは今までの彼の真っ黒な人生に差す一筋の光となり…彼の運命を変えていくみたいな感じなんですが…とにかく脚本が素晴らしい。作品の中に張り巡らされた複線?がつながっていうく終盤はも目が釘付けです。「ヒート」のときもそうでしたが、主人公のしていることは犯罪行為ではあるけども、最後まで逃げ切って、生きて幸せになってくれ~~と入ってしまいました。最後は今までのこの手の作品とは違う展開で終わりとなっていますが、それが逆にこの作品の美しさを際立たせているのだと思います。

「ハート・ロッカー」でブレイクしたJ・レナーや「ロストワールド」での演技が思い出深い P・ポスルスウェイトなどの脇を固める役者の存在感も素晴らしいです。B・アフレックが若き日のC・イーストウッドと比較されることがよくあるようですが、このまま順調にキャリアを積み重ねれば、C・イーストウッドのような監督になることも決して夢物語ではないと感じさせる作品でした。間違いなく今年度ベスト3に入る1本。かなりおススメです^^



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