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2012 夏休み映画 [映画]

一応、今年の夏休み映画話題作は全部鑑賞しました。今年の夏はいろいろあって遠出は出来なかったので、せめて映画だけでもということで時間を作って観ていました。観たのは以下の8本。

「BRAVE HEARTS 海猿」 「おおかみこどもの雨と雪」 「アベンジャーズ」 
「ダークナイト ライジング」「プロメテウス」 「トータル リコール」 
「メリダとおそろしの森」 「アメージングスパイダーマン」

ちょっとだけそれぞれの感想をまとめておきます。

「BRAVE HEARTS 海猿」
 海猿シリーズは第3弾で完結だと思っていたのに…という中での第4弾でしたが、これが意外によかったです。ラストまで引っ張られました。バツイチエピソードが余計でしたが、女性のお客さんは号泣していました。個人的には序盤の貨物船の転覆シーンやコクピットからの救出シーンがよかったです。

「おおかみこどもの雨と雪」 
 「時をかける少女」、「サマーウォーズ」に続く、細田守監督の新作アニメ。今までの作品は高校生が主人公でしたが、今回は一人の女性とその子供たちのドラマ。最近のアニメにはない、身近にある日常が中心となって話が展開されているせいか、入り込みやすかったです。「生き方を選択する」というのがテーマのひとつなのかなと思いましたが、映画を観て考えさせられました。

「アベンジャーズ」 
 「日本よ、これが映画だ」というコピーでCMが流れていますね~。全米でも興行収入の記録を塗り替えて鳴物入りでの公開ですが、まぁまぁいうのが率直な感想です(関わる作品も全部観ているのですが)。それぞれのヒーローの話をひとつの話を軸にまとめるのは大変だと思いますが、ごった煮感が否めなかった。次作に期待です。

「ダークナイト ライジング」
 アベンジャーズの6人<バットマンと強く感じました。シリーズの最終作に相応しい出来です。前作ほどのサプライズはないですが、シリーズ3作目は失望が多い映画の定説を見事に覆しています。タイトルの通り、バットマンが立ち上がっていく後半は◎です。

「プロメテウス」 
 実はこの夏休み一押しの作品。エイリアンシリーズの前章にあたる作品ですが、久々に本物のSFを観たような気がしました。ヒタヒタと忍び寄る恐怖もいい感じ。謎が全部解明されたわけではないですが、かなりよかったです。

「トータル リコール」
「ダイハード4」監督の新作ということで期待していたのですが…やっぱりオリジナルを超えるのは難しいんですね~。見所はオリジナルでS・ストーンが演じた主人公の妻役のK・ベッキンセールでしょうか。面白いアイディアもいっぱいあったんですけど、なんですかね。。。残念。

「メリダとおそろしの森」
ピクサー初の女性を主人公にした作品。母と娘の関係の焦点が当てられていますが、話の内容な昔のディズニー作品に近いものがあるかと思います。親子で観たい作品ですね。

「アメージングスパイダーマン」
反論を覚悟で書きますが、サム・ライミ監督版のスパイダーマンシリーズが自分は好きになれなかったのですが、今回のスパイダーマンは〇。アクションシーンのレベルもかなり上がっていると思います。後半が急展開過ぎる感じはありましたが、楽しめました。

今年の夏休み映画は例年に比べて作品の質としてはレベルが高かったように思います(興行収入的には弱い感じがしますが…)。この流れで今年の残りもどんどん良作が出てくればいいなぁと思います。


猿の惑星:創世記(ジェネシス) [映画]

観る前から期待していたのですが、期待通りの作品でした。

アンフェア the answer [映画]

観ました~。期待していただけに…ちょっと残念と感じた映画でした。う~ん、惜しい。

TV版の「アンフェア the special ~ダブル・ミーニング 二重定義~」を観てから思ったことを書こうと思っていたので、ちょっと書くのが遅れました(映画版とのつながりも気になっていたので)。

「アンフェア」は自分の中で数少ない全話見たドラマのひとつなのですが、それだけに期待も大きくて、それが今回の作品を観たときにしぼんでしまったのかもしれません。

サイコキラーの気持ち悪さは作品の中で際立っていたし、久しぶりの雪平刑事もよかった。オリジナル版に引き続いた役者の方々のパフォーマンスもGOOD!!今回から新参入の役者の方々もいい味出していました。

でも、でも…何かこう深みがない。無理やり感が否めないところが多々。何よりも残念だったのはTV版からここまで引き続いてきた世界観がないこと。多分、そこに今回の残念なところがあるのだと思います。最後のオチで多少の驚きはありますが、それでも惜しいと言わざるを得ないような気がします。期待していただけに残念。

でも、続編あるなぁ~と感じさせる終わり方だったので、次作を楽しみにしています。

神様のカルテ [映画]

ファンの方々には怒られるかもしれませんが、自分とダブるところがあって泣きました。

正直、観る前はあまり期待していませんでした。本当は見るつもりもなかったんです。たまたま時間が空いて、映画を観ようと思った時に時間がピッタリだったのと、他に観たいと思うのがなかったので、消去法で選んだわけです。

それで観たわけですが、これがなかなか良いんです。役者のそれぞれの個性が出ている感じもよかったし、旅館?に住んでいる仲間たちとの世界観もよかった。気持ちの葛藤を直球に描いているのも素直に受け止めることができました。

何より心に残ったシーンは主人公の一止が自分の勤務場所と大学病院への引き抜きで思い悩むシーン。自分のしたい方向性と現実(大きなチャンス)の間で揺れる気持ちは、ちょっと前に自分に起こったことと重なり、かなり感情移入してしまいました。そして最後の決断…かなり泣けました。ち

間違っていないんだということを自分の中で納得するためには、時間ががかるとは思います。でも、、ひとつひとつを乗り越えて、振り返った時にあの決断は間違っていなかったと思えるようにしたいとこの映画を観て再確認できました。

心が洗われる映画でした。お勧めですよ。原作を読んでみようかな。

トランスフォーマー ダークサイド・ムーン [映画]

夏休み映画最後のブロックバスター映画を観てきました。正直、個人的な期待値は夏休み映画では一番高かった作品なのですが、盛岡では3D版になると吹き替えの上映しかなかったため、観るのが遅くなってしまいました。あきらめて2D版で観ようかとも思ったのですが、「アバター」のJ・キャメロンが3Dのノウハウを惜しみなくM・ベイに伝授したという話もあり、これはできれば3Dで観たいと思っていたので、思い切って県外の映画館で観てきました。

「アバター」以降に始まった3Dブームはそのほとんどが撮影後に3D変換されたものが多く、作品によっては3Dの必要性を感じないものも多くありました。また、3Dという言葉には程遠く、2.5Dくらいじゃないのかな?と思う作品も多々ありました。でも、本作は違います。撮影後に3D変換した部分もあるということでしたが、7割近くを3Dで撮影したという話ですし、その差はほとんど分かりませんでした。3Dを見事に作品に活かしていると感じました。

それで話の内容ですが、だいぶすっきりしたなぁと思いました(2時間半の上映時間ですが、それでもだいぶ削ったんだろうなぁと)。前作の「~リベンジ」は話が???な部分が多く、あんなに派手な作品だったのに疲れていたのか映画の後半に寝てしまった記憶があります(笑)。あとから見直したのですが、とにかく戦闘シーンが無駄に多い(監督が駄作だと語ったのもうなずけます)。だから、本作はその反省を活かしたのだと思います。戦闘シーンはすっきりしているし、何よりも人間側に焦点を当てているのがはっきり分かります。お決まりの小ネタもかなり笑えました。

それにしても監督のM・ベイはとにかく破壊しますね~(笑)。「ザ・ロック」ではサンフランシスコ、「アルマゲドン」ではニューヨーク(他の都市も)、「バッド・ボーイズ」シリーズではマイアミ、「パールハーバー」では真珠湾、そして本作ではシカゴ(DCも少し)。こんなに破壊する監督も珍しいのでは(笑)。

今回の大ヒットを受けて、次作の話も浮いているという噂ですが、3部作で終わるのもありなのかなと思います。それくらいすっきり終われる作品だと思いますし…。

なんだかんだで夏休み映画らしい映画を最後に観れたのは夏休みの良い思い出になりました。

ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2 [映画]

原作を読んでいないのでに、映画について語るなとファンの方々にお叱りを受けそうですが、あえて感想を書かせていただきます。

正直、前作のPART1は意味が分からない部分が多くて、ついていけなかったのですが、今回はしっかりと最後までついていくことができました。今までのシリーズの中で謎となっていた部分が最後に波のように押し寄せ、なるほどなぁと思わせられる部分が多かったです。

また、世界観を表現するために使用されたVFXの映像美もすごかった。ヴォルデモートの軍との最終戦争は迫力はもちろん、そのスピードも圧巻でした。自分の大好きな「ロード・オブ・ザ・リング」の戦闘シーンを思い出しました。

でも、果たして流行の3Dにする必要があったのかは疑問です。もともと3Dで撮った作品でないため、撮影後に3Dに変換したのだと思われますが、作品になじんでいたとは感じませんでした。むしろその作業で公開が遅れてしまったことがもったいなかったように思います。他の皆様はどうでしょうか?

本作をもって約10年に渡るハリーとの冒険は終わりますが、末永く愛させるシリーズのひとつになったとは思います。本当にお疲れ様でした。

コクリコ坂から [映画]

さすが夏休み…と思わせるくらい混んでいた劇場で観てきました。自分の中では「ジブリ新作映画」=夏休みというイメージもあるので、いよいよ夏休みだな~って感じでした。

それで感想ですが、自分はよかったと思います。どうしてもジブリ作品は期待値が高いので、期待値を下回ると駄作だと決めてしまう雰囲気があり、某サイトのレビューも厳しめですが…そこまで悪くないかなと。ジブリの作品はファンタジーが多く、どうしてもファンタジー系じゃないとヒットしないような傾向があるような気がします。実際、興行収入で見ると「おもひでぽろぽろ」、「耳をすませば」、「となりの山田くん」などは「もののけ姫」、「千と千尋の神隠し」などと比べるとパッとしません(宮崎駿監督の力もかなり大きいとは思うのですが…)。

今回の「コクリコ坂から」のよさはいろいろあるんですが、一番よかったのは「懐かしさ」を感じられる作品だったとこです。自分はあの時代に育ったわけではないのですが、なぜか懐かしい。そして、日本人らしさが作品中に多くの場面で感じられたことが新鮮でした。あの時代にちょっとうらやましいとさえ感じましたね。

また、NHKのドキュメンタリー番組で宮崎親子について放送されていたのを見て、さらにこの作品の良さ&深さが分かりました。

震災の後、人のつながりの大切さが再認識されていますが、この作品にはそれを思い出させてくれる懐かしさがあると思います。派手さはないけど、お勧めです^^

アンダルシア 女神の報復 [映画]

夏休み一番の邦画の話題作でもある本作をようやく観ました。恥ずかしながら、ドラマシリーズは全く見ていません(映画第一作目は観ましたが…)。率直な感想を言うと、個人的には前作の方がよかったです。

前作「アマルフィ」は「踊るシリーズ」以外で大ヒットした織田さんの数少ない映画作品。オール海外ロケということも話題になりましたが、内容も分かりやすく、次も観たいと思わせる内容でした(編集だけブツッと切れる感じがありましたが…)。

それで今回はというと…う~ん、う~ん、う~ん…という感じです(笑)。海外が舞台にはなっているんですが、前作ほど海外を強く感じる作品ではなかったように思います。もちろんスペインの街並みなどもかなり劇中には登場するのですが、それでも前作ほどのインパクトがない。さらにキャストも素晴らしい役者さんたちがそろっているのに、一人ひとりの強いキャラクターを感じられない…話の中心となったマネーロンダリングもちょっと難しいのではないかなと思いました。

次の舞台は「ドバイ」になるのかな?と思わせる最後のセリフもありましたが、次作に期待したいと思います。

英国王のスピーチ [映画]

昨年度、前半の賞レースを席巻したのはあのD・フィンチャ―監督の「ソーシャルネットワーク」だった。誰もがアカデミー賞も決まりだと思っていた中に、突如現れ驚異の巻き返しでアカデミー賞を受賞したの記憶に新しいところ。「ソーシャル~」は観ていたので、どんなもんだろうと本作に期待して観に行きました。

実話の映画化ということで作品には説得力があり、吃音を抱える英国王の苦悩を演じたC・ファースの演技もGOOD!!さらに、ちょっと変わった言語聴覚士を演じたG・ラッシュもい。「パイレーツ~」でバルボッサを演じていた人とは思えぬ変貌ぶりでしたね。

でも、何か物足りないいんです。何かが…。無難な作品ではあるんですけど。強いて言えば目新しさかなと思います。「ソーシャル~」のときはガツンとそれがあったんですよね。しかも、今年に入ってから観た作品は「キックアス」、「ザ・タウン」、「アンストップバブル」など何か新しいな~と感じる作品が多かったんです。観る順番が違えば変わったかもしれませんが…。

久々のイギリス発音の映画は昨年まで一緒に働いていたALTを思い出しました。今日は王子の結婚式という事ですが、ちょっとでも明るいニュースがあるのはいいことですね。おめでとうございます!!

180°SOUTH/ワンエイティ・サウス [映画]

ずっと前から気になっていた映画なのですが、期待を裏切りません。自分の大好きなメーカー「patagonia」と「THE NORTH FACE」の創始者に関する話と聞いて観に行ったのですが、かなりよかったです。想像していたのとはだいぶ内容が違いましたが、また旅に出たい!!と思わせてくれる映画でした。昔自分が旅に出ていた頃のことを思い出しました。

「想定外のことがことが起きたことが本当の冒険の始まり」


「被害を最小限に抑えて、未来に可能性を残したい」


そして、劇中のこのセリフは心にかなり響きました。映像も綺麗だし、音楽もいい^^イースター島の話は授業でも使えるかもと思いました。お勧めです。

それにしても今年は例年にないくらいの映画の当たり年。良作、傑作が多いですな~。

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